## Summary
### 優先順位・時間の使い方
- [[Most Important Task|MIT]]を決める
- 日々のMITを明確にすることは、生産性だけでなく幸福感および気力の向上にもつながる
- 目標設定とは要するに、自分にとって最も重要なことを理解し、その達成に目下最大の影響を与えるであろう活動を特定すること
- 最大の目標が決まったら、次は、その達成につながる活動を洗い出す。そしてさらに、その中でも 今この瞬間に 最も重要な活動を特定する。
- まずクリエイティブな仕事に取りかかれ。リアクションする仕事はその次
- 忙しくて自分の好きなことをする時間が作れない、ということは決してないはず。それは優先順位づけの問題にすぎないのだから。つまり、ふだんの一日の過ごし方を評価し、自分が尊重することに時間を捧げているかどうか。自分にとって本当に重要なことであれば、生活に組み入れる方法は見つかるもの
- 適当なところで切り上げる習慣を身につけなくてはならない。やるべきことは常にいくらでもあるのだから。
- 重要なのはむしろ、桁外れの利益をもたらす少数の物事や活動を見極めるための思考を身につけること
- 手っ取り早い方法がないか探す
- 最も重要なことには特別に力を入れ、他は「そこそこ」で妥協するか、一切やらない
- 2、3の分野に絞って卓越したスキルを身につける。すべてに熟達しようとしない
- 自分にとって特に重要な20%の目標や活動がわかれば、働く時間もストレスも減り、もっと幸せになれることを理解する
- あなたはできるだけすべてのものを外部委託するようチャレンジすべきだ。ただし、以下のいずれかに当てはまるものは例外である。
- 自分にとっての楽しみであり、心身を癒やし回復させる過程で必要なもの
- 自分のこだわりとして、やり続けたいもの
- 自分でやるよりも外部委託するほうが1時間以上余分に時間を食うもの
- この朝の1時間を大事に守り、前向きで、きれいで、汚れがなく、創造的でインスピレーションに満ちた情報だけを取り入れるよう気を配っている。とりわけ創造的なアイデアは、このように守られた時間から(たいてい汗だくのときに)生まれることが多い。こうして9時までには元気とやる気が注入され、その日一日、何があっても立ち向かえる状態になる
### TODOリストは作らない
- TODOリストは作らない
- TODOリストの第一の問題は、数分しかかからない項目と、1時間以上かかる項目が混在している点にある。そのため、ふとTODOリストを取り出し、「さて、次はどれを片づけるべきだろう」と考えると、たいていすぐ片づく項目、簡単な項目を選ぶことになる。しかしそれは、必ずしも最重要項目とは限らない
- TODOリストを作ると、重要なタスクよりも急ぎのタスクに安易に飛びつきやすくなる
- TODOリストが不必要なストレスを生む
- タスクはTODOリストではなくスケジュール表に入れる
- 重要なことはすべて、やる時間を決め、スケジュール表に入れておく
- 重要な項目には一日のうちできるだけ早い時間帯を割り当てる
- 「タイムブロッキング」した予定は、診察の予約だと思って対処する
- TODOリストではなくスケジュール表を使ってタイムブロックする技が身につくと、週間スケジュールを見れば、まさに人生の優先順位が見えるようになる
### 先伸ばし癖を克服する
- 先延ばしをしてしまう原因(どちらか or どちらも)
- モチベーションが十分でない
- 未来の理想より現在の願望のほうが強力であることを十分に認識しないまま、目標設定やタスクの洗い出しを行っている
- 現在バイアス
- 時間不整合性
- やる気が出ないときは例外なく、この「いい思い」と「嫌な思い」について考えを巡らす
- ただなりたい人物になりきる
- 先延ばし癖を克服したければ、未来の自分に打ち克つ方法を見つけること
### エネルギーの最大化
- いわゆる「時間管理」の話をするときに人々が本当に求めているものは、より少ないストレスで、より多くのことをこなす方法であり、そのためには、実はエネルギーを最大化するのが一番なのだ。
- 自分の時間を作ることは心の健康を保つのに不可欠であり、言うまでもなく、心の健康は成功と密接につながっている。
- 価値のあることを成し遂げるには、一点集中が絶対に欠かせない。スポーツであれ、学問であれ、ビジネスであれ、高レベルのことを達成するには、目標達成に対する揺るぎない執念と自信が必要だ。私たちの社会における偉業はすべて、この本質のもとに実現している。
## Metadata
* Author: [ケビン・クルーズ](https://www.amazon.comundefined)
* ASIN: B074GWMRFC
* Reference: https://www.amazon.com/dp/B074GWMRFC
* [Kindle link](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC)
## Highlights
簡単に言えば、最も重要なのは、 何に 専念すべきか、そして どうやって それをやり遂げるかが明らかになっていることだ。私の言葉で言い換えると、最も重要なタスクすなわち「MIT(Most Important Task)」を常に把握していることである。 — location: [250](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=250) ^ref-57476
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「日々のMITを明確にすることは、生産性だけでなく幸福感および気力の向上にもつながる」( — location: [253](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=253) ^ref-10378
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目標設定とは要するに、自分にとって最も重要なことを理解し、その達成に目下最大の影響を与えるであろう活動を特定することだ。 — location: [255](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=255) ^ref-49962
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最大の目標が決まったら、次は、その達成につながる活動を洗い出す。そしてさらに、その中でも 今この瞬間に 最も重要な活動を特定する。 — location: [270](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=270) ^ref-22649
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MITが決まれば、スケジュールを決めるのがぐっと楽になる。最重要事項が明確になっている以上、よほどの理由がないかぎり、それに時間を割くべきだからだ。 — location: [287](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=287) ^ref-45117
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人は一日の中で最も生産的な2時間を、たいして認知能力を要さないこと(ソーシャルメディアなど)に費やす傾向がある。これは実に残念な時間の使い方だ。この貴重な時間帯をきちんと活かすことができれば、ほとんどの人は、今よりもはるかにうまく本当の望みを達成できるというのに。 — location: [298](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=298) ^ref-64013
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「一日の最初の時間帯は、自分の事業を構築するのに役立つ、最優先のタスクにつぎ込みなさい。それも一切中断せずに。メールや携帯を覗いたりしないで、世間が目覚める前にやってしまうことだ」 — location: [305](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=305) ^ref-35712
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「まずクリエイティブな仕事に取りかかれ。リアクションする仕事はその次だ」 — location: [308](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=308) ^ref-28333
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「私は前の晩のうちに、やるべきことリストを作っておく。(中略)デスクの前に座ったら、メールをチェックする前にそのリストを片づける」 — location: [313](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=313) ^ref-26896
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「私は90分の『ジャム・セッション』をつなぎ合わせることで、一日(もしくは1週間)の予定を組んでいる。セッション中は1つの重大な優先事項のみに集中し、他のことは一切考えない」 — location: [322](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=322) ^ref-5080
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秘訣② 最も重要なタスク(MIT)を特定し、毎日、何よりも先に取り組む。 — location: [334](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=334) ^ref-41786
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ToDoリストの第一の問題は、数分しかかからない項目と、1時間以上かかる項目が混在している点にある。そのため、ふとToDoリストを取り出し、「さて、次はどれを片づけるべきだろう」と考えると、たいていすぐ片づく項目、簡単な項目を選ぶことになる。しかしそれは、必ずしも最重要項目とは限らないのだ。 — location: [344](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=344) ^ref-50962
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第二の問題は、第一の問題に似ているが、ToDoリストを作ると、重要なタスクよりも急ぎのタスクに安易に飛びつきやすくなることだ。 — location: [349](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=349) ^ref-21682
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第三の問題は、ToDoリストが不必要なストレスを生むことだ。たしかに、未完了のタスクを長々とリストにして持ち歩くのも、やるべきことを思い出すためのひとつの方法ではある。 — location: [354](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=354) ^ref-19492
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大成功を収めた人々は、ToDoリストは作らないものの、スケジュールは厳格に管理している。私は本書を書くために様々な取材や調査を行ったが、そこから特に一貫して感じたのは、本当にやり遂げたいことがあるなら、きちんと 予定 を立てなくてはならないということだ。 — location: [362](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=362) ^ref-27280
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「スケジュール表を使って、15分単位で一日の予定を組みなさい。面倒に聞こえるかもしれないが、これをやれば効率性に関しては95パーセンタイルに位置することができる。スケジュール表にないものは片づかない。スケジュール表に入っていれば嫌でも片づく。約束だけでなく、運動、電話、メールなどの予定も、この方法で管理するのだ」 — location: [365](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=365) ^ref-17849
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タスクはToDoリストではなくスケジュール表に入れる。 — location: [375](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=375) ^ref-48998
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❶重要なことはすべて、やる時間を決め、スケジュール表に入れておく — location: [382](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=382) ^ref-1382
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❷重要な項目には一日のうちできるだけ早い時間帯を割り当てる — location: [391](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=391) ^ref-53681
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❹「タイムブロッキング」した予定は、診察の予約だと思って対処する — location: [404](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=404) ^ref-47445
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スケジュール表を、人生を導く強力な武器に変える方法は他にもある。スケジュール表で理想の1週間を設計するのだ。 — location: [436](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=436) ^ref-44612
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今から言うことを覚えておいてほしい。重要なのは、ToDoリストを時間管理の第一手段にしないことだ。ToDoリストの項目は永遠に消えない可能性がある。「至急対応しなくては」と思うようなタスクが絶えず割り込んでくるからだ。 そしてやり残したタスクをそうやって一覧にして持っていることが、潜在的なストレスの根本原因なのである。 ToDoリストではなくスケジュール表を使ってタイムブロックする技が身につくと、週間スケジュールを見れば、まさに人生の優先順位が見えるようになる。 — location: [454](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=454) ^ref-38731
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先延ばし癖を完全に克服するために、理解しておくべきことがある。先延ばしをしてしまうのはなにも、怠慢だからではない。そこには2つの原因が存在する。 ①モチベーションが十分でない かつ(あるいは) ②未来の理想より現在の願望のほうが強力であることを十分に認識しないまま、目標設定やタスクの洗い出しを行っている — location: [483](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=483) ^ref-6190
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現在バイアス」 — location: [500](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=500) ^ref-43647
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今この瞬間に最良の自分でいることがどれほど難しいか。その点を私たちは常に過小評価してしまう。 時間不整合性を克服するには、未来の自分と戦わなくてはならない。未来の自分は、今この瞬間の私たちを妨害しようとする。つまり最良の自分の敵なのだ。 私はこの戦いを、未来の自分をやっつけるためのタイムトラベルと捉えるのが好きだ。健康を例に取ると、まずこう考える。未来の私は健康目標をどのように妨害してくるだろうか? どうしたら今の私はそれを阻止できるだろうか? — location: [503](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=503) ^ref-45367
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くる。 こんな自己問答を日常的に行うのはやりすぎだと思うだろうか? 私は、やる気が出ないときは例外なく、この「いい思い」と「嫌な思い」について考えを巡らすようにしているが、日頃からこの問答をひととおりやっておくと、そういう思考が本当に身につきやすくなるのだ。 — location: [537](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=537) ^ref-38304
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ただなりたい人物になりきるだけでいい。そうすれば、たとえ先延ばしにしがちな課題であろうと、やらなければ気持ちが悪いし、違和感を覚えるはずだ。 — location: [575](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=575) ^ref-15270
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秘訣④ 先延ばし癖を克服したければ、未来の自分に打ち克つ方法を見つけること。未来の自分は、正しい行動を取ると信用できる相手ではない。 — location: [592](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=592) ^ref-12035
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忙しくて自分の好きなことをする時間が作れない、ということは決してないはず。それは優先順位づけの問題にすぎないのだから。つまり、ふだんの一日の過ごし方を評価し、自分が尊重することに時間を捧げているかどうか。自分にとって本当に重要なことであれば、生活に組み入れる方法は見つかるものだ。 — location: [678](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=678) ^ref-7785
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そういうわけで、適当なところで切り上げる習慣を身につけなくてはならない。やるべきことは常にいくらでもあるのだから。 ひとたびこの習慣を身につければ、様々なことがやりやすくなったと気づくだろう。運動に取りかかるのも、まともな時間に家族の待つ家へ帰るのも、罪悪感を覚えることなく自分のために時間を使うのも、今より楽になるはずだ。 — location: [684](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=684) ^ref-15130
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重要なのはむしろ、桁外れの利益をもたらす少数の物事や活動を見極めるための思考を身につけることだ。そのために、以下のことを心がけよう。 ・手っ取り早い方法がないか探す。 ・最も重要なことには特別に力を入れ、他は「そこそこ」で妥協するか、一切やらない。 ・2、3の分野に絞って卓越したスキルを身につける。すべてに熟達しようとしない。 ・自分にとって特に重要な20%の目標や活動がわかれば、働く時間もストレスも減り、もっと幸せになれることを理解する。 — location: [1310](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=1310) ^ref-57015
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結論を言うと、あなたはできるだけすべてのものを外部委託するようチャレンジすべきだ。ただし、以下のいずれかに当てはまるものは例外である。 ①自分にとっての楽しみであり、心身を癒やし回復させる過程で必要なもの。 ②自分のこだわりとして、やり続けたいもの。 ③自分でやるよりも外部委託するほうが1時間以上余分に時間を食うもの。 — location: [1480](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=1480) ^ref-50293
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起業家コーチとして高名なダン・サリバンは、以下の3種類の日を組み合わせて1週間を構成するよう提案している。 ・集中日:いわゆる「勝負の日」で、自分にとって最重要の活動(主に収益性のある活動)を行う日。できれば自分ならではの才能を活かすべき日でもある。したがって、この日には一番得意なことをやろう。 ・予備日:たまったメールや電話への対応、社内会議、仕事の委託、書類仕事をやる日。また、仕事関係の研修や教育活動はすべてこの日に終わらせる。 ・休日:仕事を一切しない日。レジャーや余暇、慈善活動などを行う。仕事以外のメールや電話、考え事はこの日にやろう。活性化の時間と言える。 — location: [1517](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=1517) ^ref-14492
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私は「一度しか触らない」という原則の重要性を心から信じているので、5分以内で終わる作業はすぐにやることをお勧めする。元の予定に差し障らない程度の作業なら、あとでやり直すよりもその場でやったほうが得策だ。 — location: [1598](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=1598) ^ref-46518
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中略)この朝の1時間を大事に守り、前向きで、きれいで、汚れがなく、創造的でインスピレーションに満ちた情報だけを取り入れるよう気を配っている。とりわけ創造的なアイデアは、このように守られた時間から(たいてい汗だくのときに)生まれることが多い。こうして9時までには元気とやる気が注入され、その日一日、何があっても立ち向かえる状態になる」 — location: [1674](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=1674) ^ref-56022
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自身の研究と経験を通じて、エルロッドは「ライフセイバーズ(Life S.A.V.E.R.S.)」なる仕組みを開発した。 ・S(Silence):沈黙、静寂、感謝、瞑想、祈り ・A(Affirmation):目的、目標、優先事項(アファメーション) ・V(Visualization):目標や理想の人生をイメージする(ビジュアリゼーション) ・E(Exercise):運動 ・R(Reading):自己啓発書を読む ・S(Scribing):日記などの記録をつける — location: [1753](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=1753) ^ref-50827
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いわゆる「時間管理」の話をするときに人々が本当に求めているものは、より少ないストレスで、より多くのことをこなす方法であり、そのためには、実はエネルギーを最大化するのが一番なのだ。 — location: [1782](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=1782) ^ref-5512
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自分の時間を作ることは心の健康を保つのに不可欠であり、言うまでもなく、心の健康は成功と密接につながっている。私 — location: [2081](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=2081) ^ref-36852
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価値のあることを成し遂げるには、一点集中が絶対に欠かせない。スポーツであれ、学問であれ、ビジネスであれ、高レベルのことを達成するには、目標達成に対する揺るぎない執念と自信が必要だ。私たちの社会における偉業はすべて、この本質のもとに実現している。 — location: [2155](kindle://book?action=open&asin=B074GWMRFC&location=2155) ^ref-45461
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