## Summary - セカンドブレインの4つのパワー - アイデアがクリアに、解像度が上がる - アイデア同士がどんどんつながる - アイデアを孵化させる余裕ができる - 鋭い視点に磨きがかかる - セカンドブレインの最終目的は、「あなた自身の考え」を輝かせること - [[CODEメソッド]] - [[PARAメソッド]] - [[クリエイティビティとはアイデア同士を結びつけること]] ## Metadata * Author: [ティアゴ・フォーテ、春川 由香](https://www.amazon.comundefined) * ASIN: B0BSWZ9PZL * Reference: https://www.amazon.com/dp/B0BSWZ9PZL * [Kindle link](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL) ## Highlights メモはただのツールではなく、忠実な思考のパートナーです。自分が忘れても、メモは必ず覚えていてくれます。行き詰まり、アイデアが浮かばないときは、可能性と進むべき道を示してくれます。 — location: [290](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=290) ^ref-64726 --- 社会で通用するいままさに必要なメモとは、「知識の構成要素(ビルディング・ブロック)」──自分自身の視点を通して集められ、頭の外に保存された、情報の単位──です。 — location: [387](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=387) ^ref-16795 --- 行動する理由、自分が本当に望むこと、自分にとって本当に大切なこと──セカンドブレインは鏡となって自分自身を知るきっかけになり、行動に移す価値があるアイデアを映し出すようになります。 — location: [444](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=444) ^ref-48795 --- 本章ではセカンドブレインの4つの機能がどう役立つのかを見ていきます。  まず、セカンドブレインを導入する前に押さえておきたい、「セカンドブレインの4つのパワー」。  次に、 あなたにとってもっとも大切なことのためにセカンドブレインを進化させる方法。  そして最後に、情報を「セカンドブレイン」に集約させるための「CODEメソッド」 をくわしく解説していきます。 — location: [475](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=475) ^ref-7512 --- スーパーパワーその ❶  アイデアがクリアに、解像度が上がる — location: [482](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=482) ^ref-52129 --- スーパーパワーその ❷  アイデア同士がどんどんつながる — location: [501](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=501) ^ref-32080 --- クリエイティビティ(創造性)とは「アイデア同士を結びつけること」 を指します。 — location: [502](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=502) ^ref-20343 --- スーパーパワーその ❸  アイデアを孵化させる余裕ができる — location: [517](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=517) ^ref-23698 --- この傾向は〝直近バイアス ☆ Ⅲ〟(recency bias)として知られています。  これは、 人は直近で得たアイデア、解決策、影響を、それらがベストであるかどうかにかかわらず支持しがち だという脳の傾向のこと。 — location: [524](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=524) ^ref-26083 --- ゆるい燃焼(スロー — location: [529](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=529) ^ref-1395 --- スーパーパワーその ❹  鋭い視点に磨きがかかる — location: [532](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=532) ^ref-55649 --- セカンドブレインの最終目的は、「あなた自身の考え」を輝かせることです。 — location: [534](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=534) ^ref-52280 --- クリエイティブな能力に行き詰まっているときは、自分自身に問題があるわけではありません。 腕が鈍ったわけでも、ひらめきが枯渇したわけでもなく、たんにまだ材料が足りないと考えるべき なのでしょう。 — location: [546](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=546) ^ref-47062 --- ① マルチメディアであること — location: [565](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=565) ^ref-12592 --- ② 形式張っていない — location: [568](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=568) ^ref-35071 --- ③ オープンエンド(制限のない自由形式) — location: [572](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=572) ^ref-8214 --- ④ 行動志向 — location: [575](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=575) ^ref-4763 --- セカンドブレインを取り入れると得られるメリットには、3つの段階があります。  それは「記憶する」「結びつける」「つくり出す」。 — location: [591](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=591) ^ref-4167 --- 大事なことを記憶する 4 ステップ「CODEメソッド」 — location: [617](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=617) ^ref-47064 --- CODE」とは、それぞれ キャプチャー(Capture)、オーガナイズ(Organize)、ディスティル(Distill)、エクスプレス(Express) の頭文字を取ったものです。 — location: [619](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=619) ^ref-14194 --- 情報の激流から少し離れ、観察者の視点で、脳内をどの情報で満たしたいか、意識的に決め、本当に注目すべきアイデアや知識のみを〝収集(キャプチャー)〟するべきです。 — location: [632](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=632) ^ref-55845 --- 解決策は、決めた場所に「心に響くものだけをキープ」し、ほかは放っておく — location: [638](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=638) ^ref-41455 --- です。  心に響くものは、直感レベルで人を動かします。 — location: [638](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=638) ^ref-3379 --- デジタルノートにはもっと手軽な整理法があります。  端的に言ってしまうと、「いま、取り組んでいるプロジェクト」に使えるか、使えないかが基準 です。 — location: [652](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=652) ^ref-64934 --- すべてのアイデアには核の部分、すなわち〝本質〟があります。 説明に何百、何千ページと費やされている複雑な考察でも、その核となるメッセージはつねにほんの1、2文で言い表せる もの。 — location: [664](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=664) ^ref-19349 --- 自分のためになる情報、増やしたい情報、減らしたい情報、そして最終的にはその情報をどうするかを決められるのは自分だけ。  あなたの摂取するものがあなたをつくる──これは食べ物にも情報にも言えること。 — location: [736](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=736) ^ref-49965 --- デジタルノートへの収集を始めた人たちが陥りやすい最大の落とし穴は〝保存しすぎ〟なのですが、どの知識に保存価値があるかを決めるときは、4つの判断基準を絶対に守ってください。 — location: [870](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=870) ^ref-3101 --- 収集の判断基準その1 ひらめきがあるか? — location: [873](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=873) ^ref-49665 --- 収集の判断基準その2 役に立つか? — location: [877](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=877) ^ref-35818 --- 収集の判断基準その3 個人的なものか? — location: [882](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=882) ^ref-57780 --- 収集の判断基準その4 驚きはあるか? — location: [886](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=886) ^ref-13925 --- 人は自分がすでに持っている考えを裏づけるものを無意識に集める傾向があり、〝確証バイアス〟という典型的な脳のクセの1つです ☆ Ⅲ。  現代テクノロジーへの道を拓き、情報理論の父として知られるクロード・シャノンは、〝情報〟とは驚きを与えるものであると簡潔に定義しました ☆ Ⅳ。  いまの自分の理解力に収まらない情報には、人生を変える潜在力があり、「驚き」はそんな情報を判別する優れたバロメーターです。 — location: [889](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=889) ^ref-1454 --- ここまでの判断基準の中でもっとも大事な基準を1つに絞るとすると、「心に響くものをキープする」 に尽きます。 — location: [901](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=901) ^ref-3992 --- 頭の中に散らばっている考えを1カ所に集めて保管することだけではなく、「書き留める」というシンプルな行為には、いくつものメリットがあります。  まず、自分の言葉で書き留めることで、情報が記憶に残る可能性が高まります。  これは〝生成効果〟(Generation Effect ☆ Ⅶ)と呼ばれ、黙読するより、音読したり書いたりして実際に体を使うほうが、脳が活性化されることが判明しています。 — location: [984](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=984) ^ref-34678 --- アイデアに出会ったときは、判断を少し保留にしましょう。  いったんセカンドブレインへ移し、もっと落ち着いて考えられるときに見直してみると、あれほど重要に思えたことの大半が不必要であることに気づくと思います。 — location: [999](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=999) ^ref-46926 --- 「PARA」 のルール ★ 1 と命名。  これは生活における「情報の4つのカテゴリー」( P =プロジェクト、 A = — location: [1087](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1087) ^ref-10107 --- R =リソース、 A =アーカイブ)の頭文字を取ったもの。  普遍的で、あらゆる種類、あらゆるソース、あらゆるフォーマット、あらゆる目的の情報が含まれたカテゴリーです ★ — location: [1089](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1089) ^ref-64470 --- 〝情報の種類〟ではなく、〝用途〟で情報を整理する — location: [1094](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1094) ^ref-47410 --- このPARAのルールひとつで、あらゆるソフトウェア・プログラム、プラットフォーム、ノートツールをまたいで、どこでも応用可能。  プロジェクトを進めるにあたって複数のプラットフォームを使う必要があるでしょうが、問題ありません。   ポイントは、1つの〝整理システム= PARA のルール〟にしたがうことだけ です。 — location: [1117](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1117) ^ref-10981 --- プロジェクトには、いままさに取り組んでいる短期的な目標が含まれ、仕事を整理するうえの特徴が2つあります。  1つ目は、始まりと終わりがあること。ある一定の期間で完結するものであること。  2つ目は、〝実行〟〝開始〟〝公開〟など、プロジェクトの経過に応じた〝結果〟がはっきりしていること。 — location: [1126](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1126) ^ref-28062 --- しかし、すべての仕事がプロジェクトに分類できるわけではありませんね。  たとえば〝家計の管理〟に終了日はなく、生活していくうえで管理を続けなければならないものです。  職場には〝製品開発〟〝品質管理〟〝人事〟などさまざまな職務がありますが、これらはどれも仕事に必要な〝エリア〟の一例です。  これがPARAの2つ目のカテゴリー。 — location: [1150](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1150) ^ref-61178 --- これらのエリアには明確な終わりがないものの、リストを見れば、 健康、幸福、安全、生活満足度のためにとても重要 なのがわかります。  達成すべき目標はなくとも、それぞれのエリアには維持すべき〝基準〟があります。 — location: [1175](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1175) ^ref-60767 --- 保存すべき情報の3つ目のカテゴリーは、〝リソース〟です。  これは基本的には プロジェクトやエリアに含まれないものすべて ──興味のあるどんなテーマでもかまいません。 — location: [1183](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1183) ^ref-16102 --- PARA」の4つのカテゴリーは、メモの保存先を簡単に決められるよう、「行動への移しやすさ(アクショナビリティ)」の順 になっています。 1  〝プロジェクト〟は現在取り組んでいることであり、明確な期限があるのでアクショナビリティがもっとも高い 2  〝エリア〟はより期限が長く、アクショナビリティが下がる 3  〝リソース〟は状況しだいでアクショナビリティが生じる 4  〝アーカイブ〟は必要とされないかぎりアクショナビリティはない — location: [1280](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1280) ^ref-50604 --- リストのトップからチェックしていきましょう。 1  どのプロジェクトでもっとも役立つか? 2   1 に該当するものがない場合。どのエリアでもっとも役立つか? 3   2 に該当するものがない場合。どのリソースに属するか? 4   3 に該当するものがない場合。アーカイブに入れる  つまり、 メモやファイルがもっとも役立つかどうかだけでなく、〝もっとも早く〟役立つ場所につねに保存する ようにします。 — location: [1288](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1288) ^ref-24957 --- 「行動への移しやすさ(アクショナビリティ)」で整理しておけば、本当にやりたいことを、忘却の彼方に追いやってしまうことが防げます。 — location: [1302](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1302) ^ref-41746 --- メモの目的は自分のニーズと目標の変化に合わせて、自由に変えていいのだ ということを覚えておいてください。 — location: [1323](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1323) ^ref-58768 --- キャプチャーした瞬間のメモは手を加えていない原材料のようなもので、本当に価値ある資産に変えるには、もう少し精錬する必要があります。  収集(キャプチャー)と整理(オーガナイズ)を3番目のステップから切り離すのはこのためです。保存はすばやく、精錬はあとに取っておかなくてはなりません。 — location: [1436](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1436) ^ref-17616 --- メモが時間を超えて将来役に立つかどうかは〝見つけやすさ〟にかかっています。 つまり、中身がどれだけ容易にわかるか、すぐ役立つポイントにどれだけ簡単にアクセスできるか。 — location: [1440](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1440) ^ref-57604 --- は「プログレッシブ・サマライゼーション(進化版・要約法)」 — location: [1457](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1457) ^ref-46656 --- 作業はメモの要点を太字にするだけ。 — location: [1477](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1477) ^ref-65066 --- プログレッシブ・サマライゼーションは覚えられることを最大化する方法ではありません。「忘れてもいいもの」を最大化する方法 です。 — location: [1608](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1608) ^ref-43855 --- NG1 ハイライトの入れすぎ — location: [1616](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1616) ^ref-51117 --- NG2 目的なしにハイライトを入れる — location: [1626](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1626) ^ref-22249 --- 収集(キャプチャー)や整理(オーガナイズ)とは異なり、メモの抽出(ディスティル)には時間と手間がかかります。  最初からすべてのメモにハイライトを入れていたら、明確な目的もなく何時間も使ってハイライトを入れることになってしまいます。 — location: [1629](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1629) ^ref-47308 --- どのメモも実際に役立てようとしないかぎり、必ず役立つわけではない と考えてください。 — location: [1637](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1637) ^ref-38719 --- NG3 ハイライトを難しく考えている — location: [1645](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1645) ^ref-64891 --- どのコンテンツをキャプチャーするかを決めたとき、心に響くものに耳を澄ましたように、メモの〝中身〟にも同じルールを当てはめます。 その文章に心が動く、注意を引かれる、ワクワクする、自分が刺激される──これらは重要なものを見つけたというサイン です。迷わずハイライトを加えましょう。 — location: [1648](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1648) ^ref-54314 --- 思考と創造に関しては、情報は多いほどよいとはかぎりません。  抽出(ディスティル)は自分のアイデアをコンパクトにして、最小限の労力で頭に入れられるようにします。   人にとって、もっとも希少な資源は時間 だからです。 — location: [1658](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1658) ^ref-27939 --- 自分のアイデアをもっと早くから、もっと頻繁に、もっと小出しにして表現し、うまくいくかを試しながら、周囲からフィードバックを集めること。 — location: [1723](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1723) ^ref-50450 --- 大きなプロジェクトや目標も、隙間時間に片づけられるぐらい細かくしてしまえばなんの問題もありません。 — location: [1785](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1785) ^ref-57845 --- 取り出し方1 キーワード検索 — location: [1855](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1855) ^ref-15432 --- 取り出し方2 走査検索(ブラウジング) — location: [1865](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1865) ^ref-10831 --- 取り出し方3 タグづけ — location: [1890](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1890) ^ref-11197 --- 取り出し方4 偶然の発見(セレンディピティ) — location: [1910](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1910) ^ref-26581 --- 取り出し方におけるセレンディピティには、複数の異なる形があります。  まず、先の3つの取り出し方──キーワード検索、ブラウジング、タグづけ──を使うときに視野を少しだけ広くします。 自分が探している条件に合うフォルダだけを検索しないこと。 類似のプロジェクト、関連するエリア、別の種類のリソースというように、関わりのあるカテゴリーに必ず目を通します。 — location: [1918](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=1918) ^ref-13166 --- なぜなら、〝標準〟なしには、ある1つのやり方を〝改善〟することはできないのですから。 — location: [2069](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2069) ^ref-36069 --- なんであれ何かをつくり出すプロセスを観察すると、発散(ダイバージェンス)と収束(コンバージェンス)のあいだを交互に行き来するシンプルなパターンがあることがわかります。 — location: [2087](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2087) ^ref-49252 --- これら2つの段階のうち、大半の人が手こずるのがコンバージェンスです。  想像力と好奇心が旺盛な人ほど関心事が多岐にわたり、 結果に求める基準が高い人ほど、ダイバージェンス・モードからコンバージェンス・モードへの切り替えが苦手 です。   選択肢を切り捨て、1つの道を選ばなければならない……ここにクリエイティブな仕事の難しさがあります。 — location: [2121](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2121) ^ref-34313 --- 戦略 ❶  アイデアは「飛び石」で OK — location: [2134](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2134) ^ref-5919 --- アイデアの飛び石〟は、脳が同時進行させるのをもっとも苦手とする、アイデアの〝選択〟とその論理的な〝順序づけ〟を分離します。  これらの活動を同時に行うのが難しいのは、異なるモードを必要とするからです。  「選択」はダイバージェンスであり、あらゆる可能性を考慮に入れるオープンな状態の頭脳が求められます。  「順序づけ」はコンバージェンスであり、目の前にある素材だけに集中する、より閉ざされた状態の頭脳が要求されます。 — location: [2180](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2180) ^ref-821 --- 2つの作業を完全に分けて考え、「選択に集中する」→「順序づけに集中する」という順番を守りましょう。 これでかなり脳の負荷が軽減されます。 — location: [2187](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2187) ^ref-40946 --- 戦略 ❷ 「ヘミングウェイの橋」── 昨日の勢いを今日活かす — location: [2190](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2190) ^ref-51430 --- アイデアとエネルギーをすべて出し尽くしてその日を終えるのではなく、次の話の分岐点が鮮明になったところで終わりにする。  そうすることで、次の日にまた取りかかるときは、話が見えているのでスタートが簡単です。 — location: [2196](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2196) ^ref-7629 --- 戦略 ❸  スコープのスケールダウン── 小さく具体的にする — location: [2220](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2220) ^ref-24593 --- なにもかも完璧になるまで待っていてはいけません。   プロジェクトの全パーツは等しく重要ではないと認識しましょう。 — location: [2243](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2243) ^ref-53705 --- セカンドブレインを構築するときは、次の3つの習慣によって、意識的に「何に集中すべきか、何を無視すべきか」をはっきりさせておきましょう。 — location: [2363](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2363) ^ref-54371 --- 習慣その1 プロジェクト・チェックリスト — location: [2365](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2365) ^ref-43017 --- 習慣その2 週ごと/月ごとの振り返り — location: [2368](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2368) ^ref-12624 --- 習慣その3 気づきの習慣化 — location: [2371](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2371) ^ref-12059 --- プロジェクト・キックオフ・チェックリスト — location: [2402](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2402) ^ref-11978 --- ただ、このチェックリストを作成するときに忘れてはならないのは、いまはプロジェクトの取り組み方を計画しているのであって、「プロジェクトじたいに — location: [2449](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2449) ^ref-5139 --- でいるのではない」ことです。  この5つのチェックリストはたたき台としてとらえ、 20 ~ 30 分以上はかけないでください。  ここではセカンドブレイン内にどんなものがあるかを把握するだけと考え、おおよその所要時間、アクセスする必要のある知識やリソース、今後の課題をより明確にしていきます。 — location: [2450](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2450) ^ref-30889 --- プロジェクトの完了をただ祝うだけではもったいない。経験から学んだことや、未来に役立ちそうな思考はすべて記録しておきましょ — location: [2477](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2477) ^ref-5197 --- プロジェクト完了リストに沿った見直しは、 10 ~ 15 分以上はかけないでください。これらの素材がいずれふたたび役に立つかどうかはっきりしていません。そのために使う時間や注意力は最小限にとどめましょ — location: [2546](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2546) ^ref-62494 --- 実際のところ、完璧でなくては機能しないようなシステムは欠陥品です。たとえ不完全でも、実生活で長く難なく続けられるしくみを目指してください。 — location: [2678](kindle://book?action=open&asin=B0BSWZ9PZL&location=2678) ^ref-27630 ---