# 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する
## Metadata
* Author: [ピーター・M・センゲ、枝廣淳子、小田理一郎、中小路佳代子](https://www.amazon.comundefined)
* ASIN: B071WR7XMH
* Reference: https://www.amazon.com/dp/B071WR7XMH
* [Kindle link](kindle://book?action=open&asin=B071WR7XMH)
## Highlights
何よりも変化にエネルギーを与えるのは、開放性、内省、より深い会話、自己マスタリー、共有ビジョンであり、システム全体を見て問題の原因を理解することが決定的に重要である。 — location: [321](kindle://book?action=open&asin=B071WR7XMH&location=321) ^ref-10452
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そして、これが「学習する組織」の基本的な意味である。つまり、未来を創り出す能力を持続的に伸ばしている組織ということだ。 — location: [624](kindle://book?action=open&asin=B071WR7XMH&location=624) ^ref-62350
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組織内の人たちが自分の職務にだけ焦点を当てていると、すべての職務が相互に作用したときに生み出される結果に対して、責任感をほとんどもたない。そのうえ、結果が期待はずれだった場合に、その理由を理解するのが非常に困難となる。「誰かがへまをした」と決めてかかることしかできないのだ。 — location: [750](kindle://book?action=open&asin=B071WR7XMH&location=750) ^ref-22196
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人々の思考が短期的な出来事に支配されていると、組織内で根源から未来を創造する生成的学習を持続させることはできない。 — location: [819](kindle://book?action=open&asin=B071WR7XMH&location=819) ^ref-42995
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ゆっくりと徐々に進行するプロセスを見ることを学ぶには、私たちの猛烈なペースを緩めて、顕著な変化だけでなく、わずかな変化にも注意を向ける必要がある。 — location: [840](kindle://book?action=open&asin=B071WR7XMH&location=840) ^ref-27680
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なぜ構造の説明が非常に重要かというと、それをもってしか、挙動パターンそのものを 変えられる レベルで、挙動の根底にある原因に対処することができないからだ。 — location: [1495](kindle://book?action=open&asin=B071WR7XMH&location=1495) ^ref-11089
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多くの変数があるタイプの複雑性── 種類による複雑性 ──を扱うように設計されている。 だが、もう一つのタイプの複雑性がある。二つ目のタイプは ダイナミック(動的) な複雑性 であり、この状況では、原因と結果がとらえにくく、相互作用が長期に及ぼす効果が明らかではない。 — location: [1830](kindle://book?action=open&asin=B071WR7XMH&location=1830) ^ref-24970
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大半の経営の状況における真のレバレッジは、種類による複雑性ではなく、ダイナミックな複雑性を理解することにある。 — location: [1845](kindle://book?action=open&asin=B071WR7XMH&location=1845) ^ref-13588
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システム思考では、人間の動作主はフィードバック・プロセスの一部であり、そのプロセスから独立した存在というわけではない。これは、認識の大いなる変容を意味する。 — location: [1947](kindle://book?action=open&asin=B071WR7XMH&location=1947) ^ref-59269
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フィードバックという見方は、 システムによって生み出される問題に対しては全員が責任を共有する ことを意味する — location: [1966](kindle://book?action=open&asin=B071WR7XMH&location=1966) ^ref-43184
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