# プロジェクトマネジメントの基本 この1冊ですべてわかる
## Metadata
* Author: [好川哲人](https://www.amazon.comundefined)
* ASIN: B00KLVQ9X0
* Reference: https://www.amazon.com/dp/B00KLVQ9X0
* [Kindle link](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0)
## Highlights
戦略とは達成したい ゴール(戦略ゴール) とそのゴールに至るまでの道のりです。 — location: [207](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=207) ^ref-43436
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ビジョンは「やりたいこと(願望)」、ミッションは「やらなくてはならないこと(任務)」という違いです。もう一つの軸の取り方としては、ビジョンは「自身のためにやること」、ミッションは「他者のためにやること」という違いです。 — location: [211](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=211) ^ref-28870
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目的、目標(戦略ゴール)、シナリオ(道のり)のセットを「戦略」と呼びます。 — location: [234](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=234) ^ref-64901
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プロジェクトマネジメントの考え方は大きく分けると2つあります。 一つはチームや人のマネジメントを中心にする方法で、ピラミッド建設の時代から行なわれてきたマネジメントの方法でもあります。 もう一つは、工学的なアプローチをするプロジェクトマネジメントです。これは原爆開発のプロジェクトである「マンハッタン計画」にその原点があるといわれているもので、経営工学で開発されたPERT(パート図)などの工学的手法を駆使してQCD(品質・価格・納期)のマネジメントを行なうプロジェクトマネジメントの形態です。 — location: [275](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=275) ^ref-50056
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【企画】 ①プロジェクトのゴールを明確にし、達成シナリオを考える ②ステークホルダーを見極め、そのプロジェクトへの期待を理解する ③ステークホルダーの期待をすりあわせ、プロジェクトの成功を定義する — location: [297](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=297) ^ref-9046
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【計画】 ④成功に必要な成果物を明確にするとともに、すべき仕事を明確にする ⑤スケジュールを決める ⑥成果物と予算、スケジュールのトレードオフを調整する ⑦プロジェクトを取り巻くリスクを最小化する ⑧プロジェクトの計画をドキュメントにする 【実行と進捗管理】 ⑨進捗計測の基準を決め、進捗を管理する ⑩パフォーマンスの高いチームを創る ⑪ステークホルダーとのコミュニケーションを行ない、良好な関係を保つ 【終結】 ⑫プロジェクトで学んだことを整理し、組織内に水平展開する — location: [300](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=300) ^ref-27578
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成功基準を満たすにはどのような成果物を生み出せばよいかを明確にすることです。 — location: [317](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=317) ^ref-40868
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プロジェクトの進捗をはかる際には、スケジュールだけではなく、そのプロジェクトにとって重要な要因を基準としてとり、それを常に見ておく必要があります。この基準は ベースライン と呼ばれます。 — location: [335](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=335) ^ref-40379
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一つはチームが動機を持って仕事をし、高いパフォーマンスを実現することです。 もう一つは、チームだけではなく、他のステークホルダーとコミュニケーションを取り、プロジェクトへの協力を働きかけていくことです。 — location: [338](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=338) ^ref-49196
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プロジェクトのマネジメント」には、ビジネスのマネジメントとプロジェクト進行のマネジメントの二面性があるということです。 — location: [398](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=398) ^ref-54247
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プロジェクトの計画においてプロジェクトマネジャーは、2種類の計画を策定します。一つは、プロジェクトの管理方法を定めるマネジメント計画で、もう一つはプロジェクトワークの計画です。マネジメント計画はさらに3つに分けることができます。 — location: [468](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=468) ^ref-21758
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プロジェクトマネジャーに必要なリーダーシップとは、プロジェクトに関わる人(チームメンバー、スポンサー、ステークホルダー)への影響を通じて、 ①プロジェクト価値を創造し、 ②重要な目標について実現体制を構築し、 ③必要な人材能力、および、チームを育成し、 ④計画実行のための課題を解決して、プロジェクト目的を実現に導く行動である ということができます。 — location: [500](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=500) ^ref-14837
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1.ゴールの共有 2.ゴールまでの道のりと責任の計画化、および計画に基づく管理 3.的確なスコープのコントロール 4.コミュニケーションの活性化 5.上位組織によるプロジェクト支援 — location: [541](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=541) ^ref-15917
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計画ありきではなく、目的・目標ありきで計画を作り、状況が変わった場合には、再度、目標を達成するにはどうすればよいかを検討し、計画の修正をしていく必要があります。 — location: [579](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=579) ^ref-44826
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プロジェクトのように厳しい条件の下で行なう仕事は、小さな問題を放っておくとトラブルに発展するという問題意識を持ち、「問題を探す」という意識を持って進捗のフォローをしていく姿勢が必要です。 — location: [597](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=597) ^ref-63412
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スコープクリープは知らない間にスコープが当初決めたものから変わってしまっているという現象です。 — location: [615](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=615) ^ref-11813
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コミュニケーションは相手に対して、何らかの行動を要求するものだということです。 — location: [643](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=643) ^ref-27017
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コミュニケーション計画の中には、コミュニケーションの完遂のための相手のアクションを明示的に含め、そのアクションが成されたかどうかを管理していくことが重要 — location: [645](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=645) ^ref-44460
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一方で、要求充足型のコミュニケーションは、チームビルディングやメンバーのモチベーション向上のために対話をするといったものです。 こちらのコミュニケーションは計画して行なうような性格のものではなく、プロジェクトマネジャーのリーダーシップとして行なわれます。 — location: [646](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=646) ^ref-14036
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ところが現実には、定常業務と同じ方針で業務変革(プロジェクト業務)の管理を行なおうとしているケースが圧倒的に多いようです。つまり、達成数字を求め、リスクを極力排除するという方針をとります。 — location: [750](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=750) ^ref-30416
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評価基準は、 評価の視点 を設定し、それを指標化していきます。たとえば、(1)ビジネス、(2)財務、(3)実行という3つの視座を設定しておき、次にそれぞれの視座からの評価視点を設定します。図 — location: [849](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=849) ^ref-45207
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評価方法は、おおざっぱに分けると、次の4つになります。 ①マトリクス法 ②ランキング法 ③経済学的手法 ④最適化手法 — location: [874](kindle://book?action=open&asin=B00KLVQ9X0&location=874) ^ref-25836
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